地域の皆様へ
JA愛知東助け合い組織 つくしんぼうの会会長 荻野孝子
「つくしんぼうの会」は、JA愛知東の助け合い組織です。介護予防を目的としたミニディサービス、院内ボランティアなどの活動を通じて、予防医学の大切さや医療に対する住民としての役割等を伝えています。
インタビュー
会長 荻野孝子氏
「この地域の魅力」についてお尋ねいたします。
東三河北部医療圏は、私達が所属するJA愛知東の管内でもあります。
なかでも、赤石・木曽山系に連なる山地に囲まれ、日本百選の中の棚田や里山の
美しい四季と管内に点在する直売所に集まる新鮮な農産物や加工品は、この地を
訪れる人々の憩と楽しみの場となっております。
近い将来予定されている三遠南信自動車道路、第二東名高速道路の開通により人
々の交流がさかんになり、奥三河の魅力を存分に味わっていただける日も間近で
す。
「地域医療をサポートするきっかけ」についてお尋ねいたします。
平成18年4月、医師の減少により新城市民病院が危機状況に陥る中、住民として何
かお手伝い出来ないかと思っている時、院内ボランティアの募集を知り、始めさ
せていただきました。
その後、在宅での終末医療を取り上げた映画の上映会をきっかけに、地域医療の
現状や課題をもっと知りたいという思いで、学習を重ねてきました。
「最近実感する医療情勢」についてお尋ねいたします。
最近まわりを見廻しても、特に多くなったように思われる脳疾患による緊急時の
処置やその後遺症に対するリハビリの場が思うように確保できない現状があるの
で、この地域にそうした対応が出来ることを切望します。(家族構成により通院
出来ない人達も多く見受けられす。)
「地域医療サポーターとしての今後の取り組み」についてお尋ねいたします。
現在の活動の中心である市内24ヶ所で行っている介護予防を目的としたミニディ
サービスを充実し、より多くの方々に利用していただけるよう努力をしたいと思
います。
又、新城市民病院の出前講座や厚生連による健康講話なども積極的に取り入れ、
予防医学の大切さや医療に対する住民としての役割等を伝えてゆきたいと思いま
す。