東三河北部地域の医療にかける想い
豊根村長 伊藤実氏
「豊根村の魅力」についてお尋ねいたします。
村民全員が家族のように支え合う村
「自然が友達おらが豊根」をキャッチフレーズとする豊根村は、愛知県・長野県・静岡県の3県境に位置し、愛知県最高峰の茶臼山高原と村南部の天竜川沿いが天竜奥三河国定公園に指定されている自然豊な山村です。
また、村の9割以上が山林に覆われ、冷涼多雨な気候で、春の新緑や芝桜、夏の避暑、秋の紅葉、冬のスキーと四季を通して楽しめるオールシーズンリゾート地でもあります。
村内には、芝桜やスキーで有名な茶臼山高原のほか「兎鹿嶋温泉」と「湯の嶋温泉」の2つの温泉、大入川、漆嶋川を始め多くの清流と佐久間ダム、新豊根ダムなど各種の観光、交流体験施設を多く有し、鎌倉室町時代から伝わる重要無形文化財の花祭りが今なお継承されており、自然と伝統文化が調和する山村です。
人口は、わずか1,400人ですが、村民全員が家族のように支え合い、安心して生活ができる村づくりを推進しております。
「豊根村の医療情勢」についてお尋ねいたします。
唯一の医療機関として診療所が大きな役割
急峻で広い地域に人家が点在し、高齢化率も44パーセントになり、一人暮らしの高齢者も増加している、人口わずか1,400人ほどの山村です。
村には、唯一の医療機関として診療所があり、村民の安心の拠所として大きな役割を担っておりますが、医師が1人だけのため、また、医療機器等が十分に整っていないことから高度な治療や検査には限界があり、近隣の東栄病院や新城市民病院に頼らざるを得ない状況にあります。
また、救急の場合、最近は救急車に加え、ドクターヘリや防災ヘリで豊橋や浜松
方面へ搬送されるケースが増えており広域医療体制に頼ることが多くなっており
ます。
「今後の地域医療に関する取り組み」についてお尋ねいたします。
村民の自主的な健康づくり活動を推進
診療所医師は、これまで愛知県から派遣いただいておりましたが、医師不足によって、平成22年度からは、医師の派遣をいただけなくなりました。
今回、幸いにも縁あって他県から医師を招聘することができ、とりあえずこの危機は乗り切ることができましたが、村民が安心して生活できるように、引き続き愛知県等の支援を受けながら医師の確保と定着化等に取り組んでまいります。
また、診療所と保健センターを中心に村民の自主的な健康づくり活動を推進し、健康診断や健康管理指導などをさらに充実させ、疾病の予防と早期発見に努めてまいります。
豊根村
豊根村は、愛知県の東北端、新城市の北に位置する北設楽郡の東北部です。北側は長野県、東側は静岡県に接しております。公設の豊根診療所と富山診療所があり、緊急医療は新城市消防署と協働し、隣接する東栄町の東栄病院などに搬送しております。
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